今回はGoogle AdSenseでの収益に関わる警告の対策についてお話しします。
警告には数種類あるのですが、私の場合は上図のような「要注意:収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください。」となっていました。
問題のads.txtファイルを設定したら数日後に警告が消えたので、安心してシェアできることに至りました。
ads.txtの詳細についてはこちらへ
というのもDjangoフレームワークで「ads.txt」を設定している事例が非常に少なかったため、参考程度に見て頂ければ幸いです。
実行環境 |
---|
Windows Subsystem for Linux |
Python 3.6.8 |
pip 9.0.1 |
使用ライブラリ | ライセンス |
---|---|
Django==2.2.6 | BSD |
まずは問題のads.txtファイルを取得するため、Google AdSenseのホーム画面に表示されている警告のアラート右端の「今すぐ修正」をクリックします。
すると「ダウンロード」と表示されると思うので、ads.txtファイルをダウンロードします。
ファイルがダウンロードされたらDjangoアプリの設定です。
公式のガイドでも述べている通り、ads.txtの表示場所は「ルートレベル」のドメインです。
私のWebサイトでいうと「zerofromligh.com/ads.txt」となります。
「zerofromlight.com/blogs/ads.txt」これでは恐らくダメです。
表示させると
このようになることで、認識され数日後に警告が解除されるかと思います。
ではさっそく設定していきます。
設定場所はルートレベルのドメインで表示できればどちらでもいいのですが、Djangoではプロジェクトディレクトリの「urls.py」ファイルとアプリケーションディレクトリの「urls.py」ファイルがあります。
私はアプリケーションディレクトリの「urls.py」ファイルに設定しました。
そしてクラスビューのTemplateViewをインポートし、直接ファイルを介すようにします。
# project/app/urls.py
from django.urls import path
from . import views
from django.views.generic import TemplateView \# 追加
app_name = 'app'
urlpatterns = [
path('', views.index, name='index'),
path('ads.txt', TemplateView.as_view(
template_name='app/ads.txt', content_type='text/plain'
)), # 追加
path(.......),
path(.......),
]
この設定内容は、テンプレートディレクトリにアクセスするために、「app」ディレクトリ内の「templates」ディレクトリ内の「app」ディレクトリ内の「ads.txt」ファイルを見に行きます。
引数のtemplate_nameにads.txtまでのパスを入れるだけでそのファイルを表示してくれます。
なのでこの階層をイメージしてから、ads.txtファイルの所定位置を決めて反映させてください。
# project/app/
app
|
|--templates
| |
| |--app
| |
| |--index.html
| |--ads.txt # ここ
|
|--urls.py
|--views.py
ここではDjangoのTemplateViewクラスを使用してファイルを読み込みましたが、HttpResponseなどを使ったやり方も見受けられます。
余力のある方はぜひ勉強してみください。
それでは以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。